かかる費用はどのくらい

かかる費用はどのくらい はコメントを受け付けていません

商標出願は、ただ役所に行って書類を書けばいいというたぐいの手続きではありません。
この商標を登録してくだささい、と出願して、特許庁がそれを審査して許可を出すわけですから、それなりの出願料と時間とが必要になります。

また、手続き内容も複雑で、一見大したことがなさそうにおもえるかもしれませんが、様々な細かい決まりがあり、これにのっとって出願しないと出願が拒絶されてしまうのです。

お金としては、まず、商標出願する時に、1区分12,000円の印紙がかかります。
また、2区分以上を同時に出願したい場合は、追加分に対して、1区分につき8,600円の加算が必要です。

これは出願用紙に添付する特許印紙を購入することで支払います。
業務の内容をきちんとカバーすることは大切ですが、あまりたくさん出願しすぎると、それだけたくさんの印紙代が必要になってしまいます。
ですから、過不足なく区分を選択することが大切です。

出願が終わったら、あとは審査を待ちます。
駄目だった場合は拒絶理由通知が届き、許可された場合は登録の手続きをすることになります。

書類に添付した印紙代はあくまでも出願料ですから、例え拒絶理由通知が来てしまった場合でも返金はされません。
この場合は、意見書や補正書を提出して再度審査してもらうことになります。

商標出願が通った場合は、登録料を支払って商標登録をすることになります。
出願するときは、区分が2区分以上の場合、1区分あたりの金額が少し安くなりましたよね。
けれど、登録料にはそういう制度はなく、1分類につき37,600円と一律で決まっています。

商標出願は大切な手続きですから、すぐに取り掛かるべきものですが、このような費用がかかることでもあります。
ですから、なんでもかんでもよく考えずに出願してしまうというのはお勧めできません。

やみくもに出願するのではなく、5年10年と継続して使うという確信のあるものに対してだけ商標出願するようにするといいかもしれません。

 

中国商標出願

最終更新日 2025年6月9日 by quasportl