ステロイド薬との付き合い

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お子さんに喘息があるとどうしても親は他の子供たちと同じようには運動できないのではないかと心配になります。
確かに中には軽い運動をしただけで喘息に発作が起こってしまう子供います。

ただ喘息の発覚が早ければその治療も早く行うことができ、治療を開始するのが早いほど喘息の症状が抑えられると言われています。

まず大切なのは信頼のできる医師にかかるということです。
そもそも喘息とは呼吸をするために大切な気道が炎症を起こしてしまうことで気管支が狭くなってしまうという特徴があります。

つまり気管支が狭くなると言うことは息がしにくくなるということ。
気道が炎症を起こしそうになる段階でしっかりと正しい治療を行えば、気管支が狭くなってしまうことがありません。

そして気道の炎症を抑える治療として一般的に使われてるのがステロイド薬を用いたものです。
ステロイドを聞いて抵抗感を持つ方も少なくないかもしれません。

ですが喘息に対する知識が豊富で長年の実績を持つ医師が処方した場合、ステロイドは大変有効な薬となります。
息がしにくいという苦しみは、喘息の発作を経験した人でないとわかりません。

子供の場合その苦しさを上手に伝えることができないこともあると思います。
遺伝することも多い喘息ですが、両親が健全であってもそのお子さんが喘息になることもあり、両親が発作時の苦しみを分かってあげられない部分もあります。

ステロイド薬は上手に付き合うことで気道の炎症をしっかり抑えてくれます。

また最近主流の吸入ステロイドの場合は、気道部分にのみ作用するため、体全体への副作用を心配することもほとんどありません。
気道が炎症を起こし、それが限界になって発作を起こしてから使うよりも気道が炎症を起こすことを抑えるイメージで使用すれば、喘息の発作とは無縁で生活することも可能となってくるんですよ。

ステロイドに対して不安や疑問がある場合は、まずは主治医にしっかり説明してもらいましょう。
正しく上手に使用することで、ステロイドは怖い薬ではなくお子さんをしっかり守ってくれる大切な存在となってくると思います。

 

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最終更新日 2025年6月9日 by quasportl