高血圧は動脈硬化を促進させるので、心臓や脳などに深刻な合併症を引き起こす原因にもなります。
そのため、薬を処方されるなどの治療を受けている方は多いですが、その他に、血圧を下げるための方法にはどんなものがあるのでしょうか。
まず、高血圧の原因の多くは、食生活の乱れや運動不足やストレスなどの生活習慣の乱れにあります。
そのため、予防や改善のために重要なのは、これらの生活習慣を見直すことです。
食生活で特に重要なのは、塩分の摂取量を減らすことです。
そのためには、外食やレトルト食品やインスタント食品などを減らすこと大事です。
和食中心が理想的ですが、和食の中にも糖分や塩分が多いものも存在するので注意は必要です。
特に味噌汁は減塩して野菜を多めにするなどの工夫が必要です。
塩分を排出するカリウムを多く含む野菜や果物を意識して摂取するようにしましょう。
運動不足を解消するには、無理なく毎日続けられるような運動を行うことが理想的です。
特に効果的なのは有酸素運動です。
一日30分程度のウォーキングがおすすめです。
30分の運動を続けるのが難しい時は、10分程度の運動を一日に合計で30分でもいいので、例えば、朝晩の通勤の時に、バスや電車を1駅分だけ歩くなどの工夫をしてみましょう。
まずは、自分の普段の生活リズムの中に、無理のない時間帯に上手く取り入れるようにしましょう。
ただし、筋トレや短距離走のように、筋肉を使って一気に力を入れるような無酸素運動は、逆に血圧が一気に上昇するので注意が必要です。
そして、最後にストレスですが、ストレスも高血圧に大きく影響します。
というのも、血圧には心の動きが大きく関与するものです。
イライラして怒ったりすると一気に上昇することもあるので、普段から気分転換をするなどして適度にストレス解消をして、ストレスの少ない生活を心がけることも重要です。
また、睡眠をしっかりとって心身の安定に努めることが大切です。
このように、普段から生活習慣を改めることが、血圧を下げるための重要な方法なのです。
最終更新日 2025年6月9日 by quasportl
